軟部肉腫の生存率
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軟部肉腫は、悪性腫瘍です。
悪性腫瘍は一般に「癌」と呼ばれ、その呼び方の方が認知されていますが、
癌といえば、余命宣告を行うなど生存率の低い病気だと思われがちです。
しかし、最近では医療も発達し、
適切な治療を行えば、完治も難しくない病気もあるのです。
では軟部肉腫はどのくらいの生存率があるのでしょうか?
生存率は、「5年生存率」で見ていきます。
この5年生存率とは、診断から5年経過後に生存している患者の比率を表し、
治療効果測定の目安ともなります。
癌は、治療によって癌を消失させてから5年経過までに再発がしない場合を「治癒」としています。
軟部肉腫を、悪性度の高い方から高・中・低に分けた場合、
高悪性度の5年生存率は34.2%、中悪性度は69.4%、
低悪性度は86.7%となっています。
腫瘍別に見てみると、
1番5年生存率が高いのは、高分化型脂肪肉腫100%で、
ほとんど死の危険性がないと考えられています。
その他にも例をあげると、
粘液型脂肪肉腫85%、滑膜肉腫71%、悪性神経鞘腫38.9%
一番低いもので、横紋筋肉腫の40%となっています。
しかし、生存率というのはあくまでも一定の幅を持たせた数値です。
生存率は、進行度や治療内容を用いて算出しますが、
患者の年齢や合併症の有無も影響します。
算出に用いるデータによって、他の要素との頻度が異なり生存率の値が違ってくる事があるのです。
なので、死損率の数値をそのまま見るのではなく、
この数値を大まかな目安として認識し、とにかく早期発見と迅速な治療を行う事は必要であると考えます。
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