軟部肉腫の診断
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軟部肉腫で最も発生率が高いとされる「脂肪肉腫」はどの様に診断されるのでしょうか?
脂肪肉腫はX線検査を行うと薄く写ることがあるため、
MRIなどの画像検査を行うことで腫瘍の確認をする事が多いようです。
ただし、診察や画像検査だけで診断してしまうことはできません。
なぜなら、顕微鏡を使って実際に腫瘍の一部から組織を検査する事で、
脂肪肉腫の4つの病名から確定をするからです。
治療としては、手術が必要になってきます。
悪性腫瘍とはいえ、放射線治療や抗がん薬などを単独で使用する治療効果は認められないからです。
顕微鏡での検査や転移の有無によって、手術の方法や薬を併用するかを判断します。
悪性腫瘍は「広範切除術」といって、
腫瘍の周りにある正常な組織を一部腫瘍につけて切除します。
ただ、最近では負担が少なくなるように悪性度の低い腫瘍に関しては、
縮小手術を行う事もあるようです。
ただ、悪性が高いとされる粘液型脂肪肉腫・多形型脂肪肉腫・脱分化脂肪肉腫などは、
悪性が強い腫瘍とされ、抗がん薬を併用しながら手術を行われる事も少なくないです。
それは、転移の可能性がないと判断される場合でも、
体のどこかに悪性の細胞の集団が潜んでいる可能性もあるからです。
脂肪肉腫は、がんセンターや大学病院などの骨軟部腫瘍を専門に治療できる施設での、
専門的な治療を受ける事になります。
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