血管肉腫
sponsored links
血管内皮に出来る悪性腫瘍を「血管肉腫」といいます。
この血管肉腫は、悪性血管内皮細胞腫・悪性血管外皮細胞腫・カポジ肉腫に分けられます。
更に、悪性血管内皮細胞腫はリンパうっ滞に起因するものと、高齢者の頭部に好発するの2種類に、
とカポジ肉腫は古典型・アフリカ型・医原性型にと細かく分類されます。
その悪性血管内皮細胞腫で高齢者の頭部に好発する血管肉腫は、
打撲などの外的要因が原因となって起こるとも言われています。
皮膚で頭部に生じ、経過中に血行性転移による血気腫などの肺病変を合併する。
しかし、その一方では転機する可能性が少ないことから、
頭部皮膚と肺に血管腫瘍が生じるのです。
最初は、打ち身様皮疹や紅斑として見られます。
色は、淡紅色から暗紅色ぐらいのものが多いです。
しかし、放置していると浮腫が伴い、びらんによる出血やかさぶたが見られます。
更に進行すると、紫斑や紅斑の中に結節や潰瘍を作ったりします。
診断の方法としては、皮膚生検がほとんどです。
しかし血管肉腫は悪性度が高いので、
皮膚生検の診断は転移を誘発する可能性があるのではないかとも言われています。
腫瘍の範囲が小さければ、外科的切除で治療をしたいのですが、
他の重要な機関を巻き込むと不可能になります。
なので、放射線療法とインターロイキン2、多剤併用化学療法などを併用します。
ただし、盛り上がった病変に関しては効果が薄いのが難しいところです。
PR
sponsored links

sponsored links
カテゴリー