ユーイング肉腫
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「ユーイング肉腫」とは、骨にできる悪性腫瘍です。
筋肉や神経のやわらかい組織にも出来ます。
主に子どもや青年など、若い年齢層に多い病気です。
1960年代までは、治療成績も悪く5年生存率はわずか10~20%だと言われていましたが、
医療の向上により、その割合は多くて60%まで上がりました。
症状としては、腫瘍ができた場所が腫れて痛みがあり、
たまに患部が熱っぽくなる事もあります。
最初はこの肉腫による症状を打撲傷と思い放置して、そのまま受診が遅れる事もあるので要注意です。
また、骨が弱くなるという特徴もあるので骨折にも注意です。
病院でも、骨髄炎と症状が似ているため診断が遅れてしまう恐れもあります。
骨髄炎は抗生物質で治すため、薬が効かず初めてユーイング肉腫と診断される事もあるようです。
検査は画像診断で、病巣・転移・肉腫による骨のひび等を調べます。
骨シンチグラフィーという、放射性物質を用いる検査で骨の状態を調べる事もあります。
確定診断を行う為には、生検を行います。最近ではPRC法といって、
染色体の異常を見つける方法も使われています。
治療は化学療法を使います。
がんを小さくしてから切除し、さらに化学療法を続けるという順番です。
症状によっては、放射線治療を行います。
転移が進んでいる際は、この治療では困難なので、
造血幹細胞移植も考えて治療を進めていきます。
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