軟部肉腫

軟骨肉腫は軟部肉腫の1種で、腫瘍が軟骨へと形成するもので、

発生率では骨肉種の次に多いとされている骨の悪性腫瘍となります。

 

発生率の高い年齢層としては、２０代～３０代と言われ、

若年層に多い病気となっています。

しかし、高い年齢層であっても油断はできません。

良性腫瘍が悪性に変化するという症例も少なくなく、そのような変化は高い年齢層によく見られるからです。

 

よく発生するといわれている部位は、大腿骨と扁平骨です。

 

軟骨肉腫の症状の一番の特徴は、痛みです。

この痛みがどんどん増してきて、薬で痛みを和らげる必要があるほど発展します。

最初から痛みを伴う事もありますが、

以前からあった腫れやこぶの大きさが増大し、痛みが生じる事がありますが、

これは先述で説明したように、高い年齢層に多く見られる良性が悪性に変化する場合に見られる症状の可能性が大きいです。

 

このような症状を感じた場合はすぐに専門医に診断をしてもらう必要があります。

 

なぜ、早急な処置を必要とするかといえば、

軟骨肉腫は腫瘍の為に骨の強度が弱くなり、ちょっとした力で骨折してしまうという「病的骨折」の可能性が出てくるからです。

病的骨折は激痛を伴いますので気をつけたいものです。

病的骨折をしなくても、腫瘍は関節の動きに障害が出る事があるので、

どちらにしても注意が必要となるので、違和感を感じた場合はすぐに医療機関に相談しましょう。