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隆起性皮膚線維肉腫
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隆起性皮膚線維肉腫は「ＤＦＳＰ」とも言われます。
他の臓器への転移は少なく、
生存率は高い病気だと言われており、
２０万人に１人の発生率だと考えられています。
その中でも中年以降の男性に多く、最初は皮下の硬いしこりなどが症状として出ます。
徐々に半球状に盛り上がったり、全体に赤褐色や赤紫になり、びらんやかさぶたになったりもします。
なので発見しやすい肉腫であります。
大きくなると、皮膚が破れ腫瘍が飛び出し出血もするので注意が必要です。
検査は腫瘍の一部を調べる皮膚生検を行います。
生存率が高いと言われているように、進行は穏やかです。
かなり放置していない限りは、適切な処置をしていれば他の部位への転移は５％以下と言われていて、
ほとんど無いと考えられています。
腫瘍が小さいうちに、適切な手術さえしておけば、生命のリスクは少ないです。
隆起性皮膚線維肉腫は中間型悪性に分類されていて、
がんの部類としては、軽い部類になります。
ただ恐ろしいのは、再発をした場合です。
通常の手術だけでは再発してしまう恐れもあるので、腫瘍の周囲も深さも十分な範囲の切開が必要です。
再発を繰り返すと、線維肉腫のような細胞となる可能性があります。
症状が酷くなり、転移をすると癌と同じような予後になります。
早々に遺伝子検査で確定診断を行い、適切な治療を受けるのが大切です。
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