胞巣状軟部肉腫
sponsored links
「胞巣状軟部肉腫」は軟部肉腫のうちの1つで、血流が豊富な腫瘍です。
その腫瘍は拍動して触れたり、血流音が聴診器でも聞き取れます。
胞巣状軟部肉腫は英語で、「Alveolar soft part sarcoma」となり、
略して「ASPS」と呼ばれています。
胞巣状軟部肉腫を最初に提唱したアメリカの病理医で、発表当時から特徴的で発生起源が不明の腫瘍
と発表され、
今も由来組織はわかっていないのが現状です。
発生頻度は極めて稀で、悪性軟部腫瘍の1%も満たない病気です。
発生頻度はは、人口が1000人とすると1~3人の発生率だといわれています。
年齢層は10代~30歳くらいまでが多く、男女比だと女性が多くその割合は1対3となっています
。
腫瘍は非常にゆっくりと増大していき、進行が遅いです。
痛みはありませんが、大きくなるにつれて周りの神経などを圧迫し痛みを感じる事もあります。
発見された時に既に肺や骨、脳にも転移している例も少なくありません。
転移していないうちに切除ができれば、転移する可能性は少なくなるので、
早期発見が治療の重要な鍵となってきます。
なので、体に違和感を感じた際はすぐに検査を受けて治療をするのが重要です。
治療としては、他の肉腫と同様で広範囲削除が効果的です。
放射線療法や化学療法はあまり効果がないと言われていますが、
塞栓物質で塞ぐ塞栓療法も有効だと注目されています。
PR
sponsored links

sponsored links
カテゴリー