横紋筋肉腫
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軟部肉腫の中でも、3分の2の症例は10歳以下に発生するという、
小児に発生が高い事で有名なのが「横紋筋肉腫」です。
かつては治療が難しいとされてきたのですが、現在では70%以上が克服できると言われています。
多いのが頭頸部で脳の表面近くに症状が出ます。
目の周りにできると瞼が腫れたり下がったりし、
耳の奥にできると、耳から出血があったりします。
頭頸部は全体の35%を占め、その他膀胱や泌尿生殖器、手足なども体中のあらゆる場所に発生します。
横紋筋肉腫は顕微鏡の検査で、胎児型横紋筋肉腫・胞巣型横紋筋肉腫・多形型横紋筋肉腫・ブドウ肉腫型横紋筋肉腫・紡錘細胞型横紋筋肉腫など、
細かい種類に分けられ、年齢層もその種類によって変わります。
小さなものであれば、摘出手術を行います。
その後に、抗がん剤を使用したり、放射線をかけたりします。
しかし、大きかったりして手術が困難な場合は、抗がん剤と放射線を併用して、
腫瘍が小さくなったら摘出します。
横紋筋肉腫は、このようにいろんな治療法を組み合わせながら治療を行っていきますが、
まだ十分とは言えない状況です。
このような現状の中、「日本横紋筋肉腫研究グループ」が立ち上がり、
国内のいろんな分野の医師や基礎研究分野の研究者が集まり、
様々な方面での治療をできるようにと動いています。
よってこれから治療成績が上がっていく事が期待されているのです。
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